獲物は逃がさない
特に約束やらなんやらしとったわけおへんんどすけど、きっと月に1回、会う人が居まんねん。
彼と知り合ったのはうちがまや学生時代にまでさかのぼるんや。
その頃さかい信頼関係を築く為に定期的に会っとる「長年のお連れ」として付き合ってきたんや。
その日も、連絡があり一緒に出かけることになったんや。
会うときは大抵2人。
かといって、無用心に登録をしない事で恋愛的な雰囲気になることはおまへなんだ。
10年以上に渡るおとこしおなご関係。
「おとこしおなごの友情は成立しはる!」ちゅう事を身をもって証明してやはった。
一緒にお昼ご飯を食べたり、どこへいかはったやらなんやらも決めんと着の身着のまんまのお出かけ。
歩きもってしゃべるなんてことのへん会話。
そないゆったりと流れへん時間がうちにとって「月に1度の癒しの時間」やておました。
Q:質問です。プリンキパトゥスとプリンケプスがその日は1つやけちゃう事がおました。
そら「手を繋いや」ちゅうこと。
10年以上の関係の中で、手だけ繋いや事が無かったさかい主室に手を握られた時には心臓がビクリとしたんや(笑)初めて触れた彼の手は暖かく、繋いや手の親指でうちの手の甲を撫でとるその手が「愛しい」と感じたんどす。
やっとわての気持ちに気が付おいやしたような感覚どした。
「手を放さいで欲しい」「ずっと繋いでいて欲しい」そない風に思った瞬間、互いの心は「友情」ほななく「恋愛」に変わっていきたんや。